暗記と理解で合格に近づく
いきなりですが、暗記ってつまらないですよね。
それに、暗記が得意っていう人も少ないのではないかと思います。
私自身、暗記には全く自信がありません。
暗記って、退屈じゃないですか。
テキストを読んだり、過去問を解いたりするのは「勉強している!」という充実感があるのですが、暗記は本当に退屈です。
だから、覚えなくてはいけないとわかってはいても、ついつい後回しにしてしまいます。
しかし、そんなことをしていたら、同じ過去問を何度も間違えるようになってきました。
どれも、暗記が必要な問題です。
暗記と言うと、勉強することより下に感じる人も多いと思います。私もそうでした。
しかし、宅建士試験には暗記しなければいけないものがたくさんあります。
たとえば、用途地域、建ぺい率、容積率、重要事項の内容などなどです。
これらの言葉の意味や、どんな場面で使われるのか、どういう趣旨なのかということは暗記ではなく理解すべきことです。
理解は、テキストを読み進めていくうちにだんだんと深まっていくし、「理解できた」という達成感があります。
一方、用途地域の名称などは理解とともに暗記しなければならないものです。
もし、理解はしたけれども暗記していなければ、それを知識として使うことはできません。
宅建士合格を目指す以上、暗記は避けて通れないのです。
だったら、思いきって「暗記」という勉強時間を作ってしまうのも手ではないか、そう思い、暗記についていろいろ調べてみました。
時間帯と復習がポイント
その結果わかったのが、
■ 暗記に向いている時間帯がある
■ 復習で記憶の定着率が上がる
ということです。
「復習で記憶の定着率が上がる」というのは、多くの人が実感していますよね。学生の頃も、英単語などを何度も書いて暗記し、それを翌日やテスト前に復習していました。
ポイントになるのが、暗記に向いている時間帯です。
これは、ずばり寝る前だそうです。
人間の脳は、夜寝ている間に一日の情報を整理します。
だから、寝る直前に暗記したことは記憶に残りやすい、という理屈だそうです。
朝の暗記は、その後の1日分の記憶に埋もれてしまいやすいのですが、寝る直前ならその心配はありません。
これを利用して、寝る前の15分から30分を暗記タイムと決めました。
具体的には、暗記すべき内容を声に出して読んで、ノートに書き続けます。
これも、ただ書くだけよりも話しながらの方が記憶に残りやすいというのを見つけて実践しています。
ノートに書くのは、書きためたものを見返すことで自信になるからです。
ページが進むにつれて、「もっと書きたい」と思うようになってくるという効果もありました。
そして、翌日の通勤中に、昨晩暗記した部分が出題される過去問を選んで解くようにしたところ、覚えたばっかりだったのですらすら解けるようになりました。
「ただの暗記なんて無駄かもしれない」と最初は不安に思ったりもしましたが、暗記したことでしっかり過去問が解けるようになったことで、暗記の重要性を納得できました。
最後に、この方法が良かった点をもう一つ。
それは、「暗記の時間」を作ったことです。
どういうことかというと、勉強しながら暗記しようと思うと、どちらも中途半端になりやすいのです。
頭では暗記しないといけないと思っていても、気持はもっとテキストを進めたかったりしてしまう、という感じです。
しかし、「暗記の時間」は、暗記をするための時間なので暗記だけに集中できます。
時間を短く区切ったことも集中できるポイントになったと思います。
暗記に苦労している人がいたら、ぜひ参考にしてください。
「暗記で点が伸びる」と思ったら、結構やる気が出ますよね!